「日本人は貯金好き」「日本のタンス預金の総額は30兆円とも40兆円とも言われている」という話を聞くたびに、「日本人って現金が好きなんだな。」と感じます。
現金をたくさん持っていてもお金持ちにはなれないし、デメリットしかないんだけど…。
なんで日本人は現金が好きなのかいろいろ考えた結果、1つの回答として「『現金=資産』という勘違いをしているからではないか?」という結論に達しました。
日本人には”資産”という概念がない
日本人には”資産”という概念を持っている人が少ないようです。
資産とは、「放っておいても自動的に継続的に富をもたらしてくれるもの」のことを言います。
たとえば身近な例でいうと、配当金や株主優待を定期的にもたらしてくれる「株式」とか、毎月アフィリエイト報酬をもたらしてくれる「ブログ」などが資産にあたります。
このように「放っておいても自動的・継続的に富をもたらしてくれるものが資産である」という認識があれば、現金を持つ人は少なくなるのが普通です。
だって現金って「放っておいても自動的・継続的に富をもたらしてはくれない」じゃないですか。
つまり「現金は資産になりえない」「現金は資産とは言えない」ということです。
このような価値観・認識がある場合、現金を持とうとする人は限りなくゼロに近づくのが普通です。
現金を持つよりも、株を買ったりブログの運営にお金をかけたりした方がお金がたくさん手に入るからです。
資産があれば働かなくても大丈夫
現金だけを持っている人は一生働き続けなければならないかもしれませんが、株やブログを持っている人は一生働き続ける必要がありません。
資産である株やブログからお金が手に入るからです。
現金だけを持っている人は病気や怪我をしたときでも無理して仕事をしなければならないかもしれませんが、株やブログなどの資産を持っている人は無理して働く必要がありません。
ゆっくり休んでいても、株やブログからお金が手に入るからです。
現金しか持っていない人は「どこかに遊びに行きたい!」「家族と一緒に外出したい!」というときでも、仕事を優先させなければならないかもしれません。
でも、資産を持っている人は気兼ねなく仕事を休めます。自分が休んでも株やブログが、自分の代わりにお金を稼いでくれるからです。
…ということからもわかるように、「資産とはなんなのか?」を正しく認識できているのであれば、現金や預貯金を持つ人は限りなくゼロに近づくのが普通だとは思いませんか?
ところが日本ではそうなっていないですよね?
物質的な現金を持ち歩く人も多いし、銀行口座にたんまりと預貯金を抱えている人もいます。日本人が資産という概念を持っていない証拠です。
あるいは「資産とは何なのか?」を正しく認識していない証拠でもあります。
日本人は簡単に資産を手放している
日本人が資産の概念を持っていない証拠は他にもあります。
それは、「購入した株を簡単に手放す」ということです。
たとえば日本人の場合、購入した株が値上がりすると利益を確定するために売却してしまいます。
「資産=継続的に富をもたらすもの」という概念がある場合、株は買った後に「売らない」のが当たり前なはずです。
なぜなら、売ってしまうと配当金や優待などが手に入らなくなるので、資産を手放そうとはしないのが普通だからです。
ところが日本人は、せっかく手に入れた資産(株式)を売ってしまうことが多いです。
これはなぜなのかというと、金融に関する知識が浅いことも原因だと考えられますが、やはり、日本人は「現金=資産」だと勘違いしているからではないのかな?と。
そうでなければ、持っているだけではまったく富をもたらしてくれない”現金”を大量に保有したり、せっかく手に入れた株式などの資産を簡単に手放したりはしないはずですもんね。
物質的にも資産バランス的にも「現金ゼロ」を目指す
今年から「キャッシュレス化して現金の使用を完全になくすこと」を目標にしていますが、金融資産のバランス(ポートフォリオ)でも現金ゼロを目標にしてみます。
クレジットカードの支払い用や電子マネーのチャージ用に現金もある程度は確保しなければなりませんが、必要以上の預貯金・現金をゼロにして、とにかく株や債券のような”資産”に比重を移すわけです。
関連記事:外国債券に投資!年利10%の投資成績とリスク・リターンを解説するよ
今話題の仮想通貨は実質的に現金と同じような扱いですが、仮想通貨レンディングをすれば銀行に預けるよりも高い貸出し金利を得られるので、レンディングしている間だけはギリギリセーフということにしておきます。
関連記事:仮想通貨レンディングで低リスクに資産運用する方法(年利1~5%)
特に株式は、株を買う人が多ければ多いほど株価は上がっていくし、株価が下がりにくくなります。
企業側としても、投資家からお金を安定的に集めることが出来れば経営を安定させることができるし、配当金を増やしたり株主優待を拡充させたりできます。
投資家・企業、双方にっとって良いサイクルが回るようになるので、どんどん買って資産を増やしたいですね。
まとめ
ということで今回は、「現金=資産」という日本人の勘違いが「貯金信仰」「現金信仰」の元になっているということを書きました。
現金を持っているだけではお金持ちにはなれないし、生活も豊かにはなりません。
豊かな生活を手に入れたければ、手に入れたお金をどんどん”資産”に変えていきましょう!
お金にまつわるお話
なぜ貯金すると損をするのか?日本円で貯金すると確実に損する理由
お久しぶりです!
共感します。
資産家・・・・
響きが素晴らしいですよね・・・
これからの世の中「円」JPY だけじゃ生きていけないん
じゃないかと思います
お久しぶりです。
お金を持っているだけでは
何の価値も生み出しませんが、
この事実に気付かない人が日本には多いです。
日本は金融後進国なので、
「円」JPY以外の金融資産を持った方が得すること、
「円」しか持っていない人は損してしまうことを
たくさんの日本人に知ってもらいたいです。