いまさらながら「レターポット」について調べてみました。
もらっても意味なくね?って思ってました
レターポットについて簡単に説明すると、
- レター(文字)を買う
- 買ったレターは「贈る」ことができる
- 受け取ったレターは、他の人へのレターとして使うことができる
- 受け取ったレターは4カ月で失効する
- レターは換金できない
というウェブサービスで、「受け取ったら4カ月以内に使いきらないといけない商品券」みたいなものだと考えてください。
ちなみにお笑いコンビ「キングコング」の西野さんが企画したものらしいです。
関連記事:「贈りもの革命」「通貨をアップデートする」
受け取ったレターは換金できないので「もらっても意味ないじゃん。」って思うかもしれませんし私もそう思ってたのですが、レターポットの特徴は『文字を贈れる』ってところなんですよね。
文字=メッセージを送れるので、自分の気持ちを伝えることができます。しかも、1文字送るのに数円かかるので、よほどのことがない限りメッセージを送ろうとは思いません。
つまり、レターを贈る側からしてみれば「よほどのこと」を伝えられるわけだし、レターを受け取った方も「よほどのこと」としてメッセージを受け取れるわけです。
これまではこういった「よほどのこと」を相手に伝えるには、「よほど」の程度によって、
- モノを贈る
- 気持ちが伝わるような文章を書く
などの手間やコストがかかっていました。
しかしレターポットの誕生により、余分な手間やコストをかけなくても感謝の思いや伝えたいメッセージの重大さを伝えられるようになったわけです。だって1文字贈るのに数円かかってるわけですからね。
ここまでの説明だけだと、「メッセージと共にAmazon商品券をメールで贈った方が良くね?」ってなるかもしれません。
たしかにAmazonギフト券をメールで送るのも良い考えなんですが、レターポットには「有効期限がある」という点がポイントです。
4カ月で冷えてしまう
有効期限があるという点では、楽天ポイントが似ています。楽天のサービスを利用するとポイントがもらえますが、そのなかには「3カ月以内に使わないと失効するポイント」とか「1カ月以内に失効するポイント」があります。
これと同じで、レターポットは4カ月以内に使い切らないと冷えてしまう(失効してしまう)仕組みになっています。
もらったものは溜め込まずに今すぐ使ってくれ!ってことですね。この点がAmazonギフト券や「お金」と大きく違う点です。
レターポットは良い感情を循環させるシステム
「金は天下の回りもの」という言葉がありますが、お金は世の中をグルグルと巡っていくことで、より良い商品やサービスを生み出す活力になったり、お金を使う人達の助けになったりしています。
しかしお金は保存性能が異常に高いため腐ることもなく、何年、何十年…と使わないまま溜め込んでしまうことが可能です。そうなると、より良い商品やサービスを生み出すことができなくなります。
お金にはこのようなデメリットもあるのですが、レターポットはこのデメリットを解消するために有効期限があります。
考えてみてください。
1文字数円のコストをかけてメッセージ(レター)が贈られてきたら、嬉しいとは思いませんか?
しかも自分に届いたレターを再利用することができるとしたら、自分でも使ってみたいと思うのではないでしょうか?
有効期限もあることだし、私だったら絶対に使っちゃうだろうなあ…。たぶん私と同じように、レターを受け取ったらすぐに使いたがる人が多いでしょう。
こうやって、レターが人から人へとグルグル循環していくようになるはずです。
このときやり取りされるものは、レターという仕組みや単なる文字(情報)ではありません。文字と共に、ありがとうの気持ち(感謝)や感動した!タメになった!などの、良い感情が循環することになります。
レターポットの仕組み的には誹謗中傷のマイナスな言葉も届けられますが、わざわざお金をかけてまでネガティブな言葉を送るような人は少ないでしょう。
ということで、レターポットは「世の中に良い感情を循環させたり、ポジティブな感情を循環させたりする仕組みになる。」ってことですね。
文章で説明してもよくわからないと思うので、興味があれば実際に使ってみてください。私もまだアカウントを作っただけなので、これからいろいろ遊んでみます。
レターポット発案者の西野さんは本も出版しているので、こちらも是非読んでみてください。
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