余剰資金の運用先として「外国株」に投資している方はいますか?
私はSBI証券で外国株をいくつか購入しているのですが、外国株式の購入には外国の通貨(外貨)が必要で、たとえばアメリカ株を買うのであれば、株を買う前にドルを調達しなければなりません。外貨を調達する際は、なるべく有利な為替レートで手に入れたいですよね。
たとえばアメリカ株を買うためにドルを調達したい場合、1ドル110円でドルを両替するよりも、1ドル100円で手に入れた方がお得になります。
今回は、SBI証券で外国株式を買う際、なるべく有利な為替レートで購入用の外国通貨を両替する方法をご紹介します。
通常の方法(SBI証券で外貨を調達する場合)
有利な方法を紹介する前に、SBI証券で外国株を買う人がやってしまいがちな外貨の買い方(不利な買い方)を書いておきます。
ふつうはSBI証券で外国株を買う際、「外貨建て商品取引サイト」で為替取引をして外国通貨を手に入れ、その後、手に入れた外貨でその国の株を購入するはずです。
ただ、この方法だと為替レートが悪いんですよね…。私が見た時だと、1ドル(米ドル)=107.71円でした(14時30分時点)。
住信SBIネット銀行で調達してから送金(入金)
為替レートが有利な外貨調達方法では「住信SBIネット銀行」を使って外国通貨を手に入れます。こっちの方が為替レートが良いし、住信SBIネット銀行とSBI証券は系列会社なので、お金のやり取りが非常に楽なのでおすすめです。
住信SBIネット銀行だと、ほぼ同じ時刻のレートがこんな感じでした(15時15分時点)。
- SBI証券 107.71円/ドル(14時30分)
- 住信SBIネット銀行 107.37円/ドル(15時15分)
なので、住信SBIネット銀行の方が1ドルあたり0.34円も安くアメリカドルを調達できます。1万ドル両替する場合だと、この差額は3400円まで広がります。
ひと手間加えるだけで通常よりも安く外国通貨を調達できるので、外国株投資をする際はこの方がお得です。
住信SBIネット銀行でドルを調達したあとは、SBI証券に送金(入金)します。
SBI証券に入金する
SBi証券への外国通貨の入金は、SBI証券から行います。SBI証券にログインした後、「入出金・振替」のところから「外貨入出金」と進みます。
通貨の種類と振込金額を入力する画面に移動するので、SBI証券に入金したい通貨の種類と金額を指定します。
今回はアメリカドルを入金してみました。
「振込指示」をクリックすると住信SBIネット銀行のログイン画面が開くので、ユーザーネームとWEBログインパスワードを入力してログインします。
すると、住信SBIネット銀行側の即時決済サービスの画面が開くので、SBI証券に入金する通貨の種類と金額を確認した後、
- 私は、日本国内に居住する個人、もしくは、日本国内の事業者であることに相違ありません。
- SBI証券の同一名義の口座であることに相違ありません。
の2ヶ所にチェックを入れ、最後にWEB取引パスワードを入力して「確定」をクリックすれば入金手続きが開始されます。
買付余力(1営業日後)にも反映されていますね。
買付余力への反映は1営業日後からですが、購入注文はすぐに出せます。欲しい外国株式がある場合は、ここまでの手順を参考にしてお得に買ってみてください。
外国株式の購入はNISAがお得
外国株式の購入ですが、NISAで買うとさらにお得です。
SBI証券では「NISA預り」で買った株は、日本株も外国株も購入手数料が無料になります。まだNISA口座をお持ちでない場合はSBI証券でNISA口座を開設しておくと、取引コストが安く抑えられますよ。
お得な買い方(まとめ)
ここまでをまとめると、
- 住信SBIネット銀行で外国株購入用の外貨を入手する
- SBI証券に外貨を振替える
- SBI証券で外国株を購入する
という手順になります。
両替する金額が多くなれば多くなるほど、両替コストは高くなります。なるべく両替コストを安くし、NISAを利用して手数料コストも安くしながら賢く外国株投資をしていきましょう!
投資対象は他にもあります
外国株以外の投資対象として、私が挑戦中のものを挙げておきます。資産運用のご参考に!