あなたのお財布の中には、一体いくらの価値があるのか知っていますか?
- 一万円札:2枚
- 千円札:3枚
- 小銭:681円分
で、合計2万3,681円!ということを質問しているわけではありません。どれくらいの『価値』があるのか?を聞いているのです。
あまり意識することはありませんが、お金の『価値』って実はほんの数円にしかなりません。「お金 原価」「お札 価値」などで検索してみると情報が出てきます。
一万円札や五千円札のような紙幣も、五百円玉、一円玉などの硬貨も製造コストは30円にも満たないことがわかります。
参考記事:1円玉の製造に2円!?「製造場所」「製造コスト」まとめ!
本来ならば、お金って30円分の価値もないんですね。
お金は「信用」を数値化している
じゃあなんで、一万円札で一万円分のモノや食品、サービスと交換できるのか?というと、「紙幣や硬貨の発行機関である『国』の『信用』があるから。」というのが答えになります。
だから極端な話をすると、国がなくなってしまえば一万円札、五千円札などのお金の価値はゼロになるし、国の信用がなくなってもお金の価値はなくなるということです。
あとは偽札が大量に出回ってしまうとか。
いま、あなたの銀行預金残高が一体いくらあるのか私は知りませんが、仮に100万円の預金残高があったとしても、国の信用が無くなれば預金残高も一瞬で消えてなくなります。
これは別に銀行預金に限らず、タンス預金でも、お財布の中身でも同じで、お札や硬貨を持っている限り、100万円が一瞬でゼロになるリスクは常に存在します。
そのリスクが大きいのか?それとも小さいのか?が、国によって違うだけです。
「おれの貯金が一瞬でゼロ??ふざけんな!」と怒る人もいますが、これは事実です。
お金を別のものに変えていった人だけが真のお金持ちになれる
「預金が一瞬でゼロになるのが怖い!イヤだ!」という人は、お金を『あるもの』に変えておくと安心です。
実は、億万長者とか資産家と呼ばれている人ほど、例外なく一定量のお金を『あるもの』に交換しています。
私もお金の本来の価値を知ってから、ネットで稼いだお金の一部をせっせと『あるもの』に交換するようになりました。
月によって変動はありますが、多い月で50万円くらい、今月も4万円近く交換しています。ちなみに数年前まではほとんどゼロ円でした。
知識を持っている人がお金持ちになる
『あるもの』の正体ですが、答えは「知識」になります。お金持ちであればあるほど、持っているお金の一部を知識に交換しているんです。
たとえば、ビジネスの最前線の知識を得るために書籍やセミナー代金にお金を使ったり、人から情報収集して知識を得るために、オフ会や懇親会に参加して人脈を築くことにお金を使ったりします。
セミナーや書籍、人脈から得た知識で自分のビジネスを加速成長させたり、これから参入するビジネスのジャンルを決めたりするわけです。
知識があるのと知識がないのとでは、ビジネスの成功確率に雲泥の差が出ますからね。
ほんの少しの知識の有無が、その後の利益を何倍、何十倍にも変える力を持っています。
- その業界は、もう落ち目だね
- このジャンルは、これからグングン伸びていくよ!
- 私はコレをやって失敗しました
- こうやると〇〇は上手くいきます
こういった知識があれば、
- わざわざ落ち目の業界に参入する
- 失敗する方法を選んでしまって、時間とお金を無駄遣いする
などの失敗を避けられるし、上手くいく方法を知っていれば、その方法を真似するだけでうまくいきます。
だから、ビジネスで上手くいっている人や資産をドンドン増やしていく人は、たいして価値のない『お金』をせっせと『知識』に交換していくわけです。お金で知識を買っていきます。
ビジネス以外でも、投資の世界でもこれは同じです。
関連記事:仮想通貨の情報を入手して簡単にお金持ちになる方法【資産運用の極意】
お金持ちの人がが知識を”買う”のには、まだまだ理由があります。
知識はお金とは違って移動する際の制約がないし、税金もかからないからです。
どういうことかというと、たとえば、国を越えた現金の持ち込み・持ち出しは、わざわざ税関で申告しなければなりません。
一定額以上の現金を無申告で持ち込んだり持ち出したりすると、罪に問われます。
「現金等の持出し(持込み)(カスタムスアンサー)」(税関)
しかし知識であれば、何十万、何百万円稼げるほどの『価値ある知識』を持っていたとしても、出入国時にとがめられることは一切ありません。
また、土地や不動産のように課税されることもないです。
もしもあなたが、「この知識があればどこの国に行っても一カ月に100万円相当は稼げる!」という知識を持っていたら、一生安泰です!
あなたが『メチャクチャ美味しいカレーのレシピ』を知識として持っているのであれば、あなたは世界中どこへ行っても行列のできるカレー屋さんが開業できます。
『女性を口説き落とす完璧なテクニック』を知っているのであれば、どこの国へ行っても、ヒモとして生活できます。
知識ってすげえええええ!!!って思いませんか?
実際には、外国に行ったら言葉が通じませんので、まずは英語などの知識を付けるのが先ですが、このように『知識』を持っていると一生安泰だということがわかります。
お金持ちと呼ばれる人たちが、持っているお金をせっせと知識に交換しているのも納得ですね。
この場合、「現金を知識に変えているからこそ、海外でもビジネスが展開できるのでさらにお金持ちになっていく」という見方もできますが。
まとめ
ここまでの話をまとめると、
- お金自体に価値はない
- お金持ちの人は、お金がいくらでも稼げることを知っている
- 知識があれば無駄な失敗が防げるので、お金だけでなく時間も節約できる
- お金よりも知識の方が持ち運び(移動)に便利だし、税金もかからない
ということになります。
現金は持っていると安心感があるし私も大好きですが、お金自体に価値はありません。しょせんは紙切れです。
お金と知識を比較して唯一お金に軍配が上がることは、「お金は相続できる」という点くらいですかね?
自分が死んだら、知識は子供や孫にそのまま伝えることができませんが、お金はある程度相続することができます。
そのお金でさえ、相続税が高いので日本にいる限り半分くらいしか子孫に残してあげることができませんけど…。もはやお金に勝ち目なし!
というわけで、お金を溜め込んでいる人はさっさと知識に交換していくのがベストです。
たいして価値のないものを後生大事にとっておくなんて、バカらしいですからね~。