「72の法則」って知ってますか?
日本は金融後進国で学校でもお金のことをほとんど教えてくれません。そのため知らない人も多いでしょうが、「72の法則」は資産運用する際に必須の知識です。
72の法則で資産が2倍になる
72の法則とは簡単にいうと、「資産が2倍になるまでの期間を教えてくれる法則」ということになります。
あくまでも近似値でしかないのですが、
72 ÷ 運用利回り = 元本が2倍になるまでの期間
という計算が導き出されます。
このとき使った「72」という数字が法則として使われているんですね。
72の法則を使うと、たとえば年利2%で100万円を資産運用する場合、元本100万円が2倍の200万円になるまでの期間が36年ということがすぐにわかります。
72 ÷ 2(%) = 36(年間) だからです。
年利7%なら約10年で元本が2倍になるし、年利10%なら約7年で2倍になります。
あくまでも近似値に過ぎませんが、知っているのと知らないのでは大違いです。
たとえば銀行や証券会社、あるいは保険の営業員・勧誘員に「この金融商品を買っておくと年利2%で資産運用することができます。」と、ある商品を勧められたとします。
その時に、「年利2%なら約36年で元本が2倍になる計算だな。少額なら投資しておいてもいいかな。」と、その場ですぐに判断できるかもしれません。
またはその金融商品のカタログに『1000万円を運用した場合』というシミュレーションが載っていたとします。
そのシミュレーションが間違っているのか妥当なシミュレーションなのかを見抜くこともできます。
他にも、日本の銀行に預金しても「資産運用するうえでは全く意味がないこと」が理解できるし、運用手数料として2%の手数料を取っている投資信託が「ぼったくり」であることもすぐにわかるはずです。
「72の法則」を知っているだけでも金融関係者が勧めてくる詐欺的な金融商品を掴まされずに済みますので、この機会によく覚えておきましょう。
日本は金融後進国
72の法則を知っている人が少ないことからもわかるように、日本は金融の世界では圧倒的な「後進国」です。
シンガポールや香港など金融関係の税制や取り扱い商品が整っている国・地域では、小学生でも72の法則を知っているそうです。
日本人がいかにお金に無頓着でお金に関する知識に乏しいのかよくわかります。
金利が付かないのに銀行に預金したり、手数料負けすることが確実なのにボッタクリ投資信託を喜んで買ってしまう人が多いのも頷けますね。
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40年前とか50年前ならこのような日本人の「無知」につけこんだ金融商品を買っていても、人口増加に伴って日本経済がよくなっている時期だったのでそれほど問題にはなりませんでした。
しかし今後は人口減少とともに日本全体の経済活動も縮小していくので、ボッタクリ商品を買って満足していると破産まっしぐらです。
「自分の身は自分で守る」を徹底し、上手に資産運用しなければなりません。
世の中には「知っているだけで得すること」がたくさんありますので、常に情報収集しながら損をしないように生活しましょう!
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