2017年を振り返ってみて「労働するのって悪いことだよな~」と気付いたので、「労働は悪」である理由を3つほど紹介します。
働かない方が所得が高い
労働が悪である1つ目の理由は、「働かない方が所得が高い」からです。
「ワーキングプア」という言葉がありますが、働いても働いても一向に生活水準が改善されず、貧しい思いをしている人がいます。
プライベートな時間を犠牲にして、わずかな賃金のために必死に働いている人たちです。
その一方で、生活保護のような公的支援を受けることで労働賃金よりも高い所得を獲得し、それなりの生活を送る賢い人もいます。
現在の日本ではこのような「逆転現象」が起きているのが現状です。
「生活保護費は高すぎる!」「働かない奴らはクズだ!もっと生活保護費を下げろ!」などの感情論が飛び出した時期もありますが、生活保護費が高いのではなく、いまの日本では労働賃金が安すぎるんです。
働いても生活は全然よくならないし働かない方が豊かな生活を送れるのであれば、働かない方が良いに決まっています。
無理して働いたせいで体調を悪くしたりストレスにさらされたり、プライベートな時間を犠牲にして家族や友人との関係を壊すくらいなら、働かない方がいいです。
日本は全体で見れば豊かな国ですし、諸外国と比べればまだ”豊かなほう”なのは確かなのですが、働いてる人よりも働かない人の方が豊かな現状を見れば「労働が悪」なのは一目瞭然です。
労働所得を得るために犠牲にしてきた「時間」「ストレス」「人間関係」などを総合的に判断すると、コスパが悪い人が多すぎます。
生活保護費以下の所得水準の人もそうですが、所得は高いけど労働で受けるストレスが多すぎて、ストレス解消のためにギャンブルや買い物に依存する人も、労働を辞めるのが正解。
労働を辞めればストレスが溜まらないので無駄な散財が減ります。
働いた人がバカを見る社会
「労働が悪」な2つ目の理由は、労働賃金を正当に支払わないブラック企業の存在や過労自殺問題があるからです。
これはごく一部の企業の話なのかもしれませんが、賃金の未払いや過労による体調不良など、似たような話をときどき耳にします。
こういう会社で働いている人は、一生懸命働けば働くほどバカを見るわけです。
あなたが「労働賃金なんか必要ない!俺は一生懸命働くんだ!」というバカならそれでも構いませんが、働きながら「もっと給料が欲しい」「仕事が大変だ」と愚痴をこぼしているのであれば、いますぐ労働をやめるべきです。
働かないほうが豊かな生活が送れるし、正当な対価を支払って貰えないようなバカな思いをせずに済みます。
安い賃金で労働力をむしり取ろうとする企業の存在、そしてその存在を許してしまう日本社会では「労働=悪」なのです。
あなたがもしも「労働はいいことだ!」「労働は美徳」という価値観で、なおかつ正当な労働の対価を受け取っている自信があるなら働き続けてください。
でももしも「労働は美徳」と考えているにも関わらず、「給料が少ない」「仕事がツライ」と感じているなら、さっさと働くのをやめた方がいいです。
そっちの方が賢いですし、「労働は美徳」という価値観を保ち続けることができます。
労働する人が減った方が、社会の発展に貢献できる
「労働が悪」な3つ目の理由ですが、労働人口が減少することにより、工業製品の無人生産設備の発展やAIの研究開発が促進され、社会発展につながるからです。
いまの日本では移民の受け入れや外国人留学生の”研修”などで労働力を確保しようとしていますが、補い続けるには限界があるし、なにより、人間に仕事をさせるよりも機械やAIに仕事をしてもらった方が生産性が格段に向上します。
人間よりも機械の方がミスをしないし、不平・不満も言いません。24時間連続で働かせることもできます。
どう考えたって人間に勝ち目はありません。
人間が労働し続けてしまうと、無人化設備の機能向上やAIの発達を阻害することにもなります。
「労働力が足りない!助けて~!」ってなるからこそ、無人設備の研究や開発が進みます。
人間が労働してしまうと、社会の発展にとってはマイナスです。
働かない方が美徳
「労働は悪」ということで、
- 働かない方が所得が高い
- 働くほどバカを見る社会
- 労働人口が減った方が社会発展につながる
という3つの理由について説明しました。
日本では昔から「労働は美徳」という価値観が蔓延しています。
しかしそれは、
- 労働の対価が正当に支払われ
- 労働者がバカを見ることが無く
- 働けば働くほど豊かになれた時代
の価値観です。
現代の日本には当てはまらない価値観なので、いつまでも古い価値観にとらわれるのはやめましょう。
労働力を搾取されるだけで人生を棒に振ってしまいます。
労働はオワコン
今回の話をひと言で表現すると、「労働はオワコン(終わったコンテンツ)」ということになります。
時代はどんどん変化しています。
昨日の常識が今日の非常識になっていることも珍しくはありません。
たとえばかつて日本には、「人力車」と呼ばれるものがありましたが、いまではほとんど残っていません。
タクシーに取って代わり、さらにタクシーもUberなど新しいサービスで代用されそうです。
同じように、労働という文化もオワコンになったんです。
ベーシックインカムのように、最低限の生活を維持しながら「働きたくない人は働かなくてもいいよ!」という社会を実現させることも可能になってきました。
「労働はオワコン」という価値観は着実に社会に普及しつつあるし、10年後にはこの価値観がメジャーになっているかもしれません。
どうせ労働がオワコンになるなら、なるべく早いうちに時代を先取りしておきましょう。
労働することは「悪」なのですから。
働きかた・生きかたのご参考に。
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