三菱UFJ信託銀行は仮想通貨の信託保全を開始する計画があることが報じられ、話題になりました。

今月に取引所とは別に仮想通貨の保全を行うサービスの特許を出願したと言われています。

 

最初はビットコインの信託保全から始め、取引所にユーザーが売買などを行う場合にビットコインの帳簿を三菱UFJ信託側でも管理し、取引所の破綻やビットコイン盗難などの際にはユーザーの資産を管理帳簿の元、保障するとしています。

取引所で三菱UFJ信託銀行の信託を利用する場合は別途手数料が発生するとされていますが、まだ設立後間もない仮想通貨取引所は倒産リスクがありますので、ユーザーが安心して仮想通貨を売買できるようになります。

 

国内仮想通貨取引所は最も古い取引所でも2014年から事業スタートしているので歴史としてはまだまだ浅いです。ですので、このようなことが現実になれば少し安心できますよね。

 

国内の大手取引所であるコインチェックは取扱通貨数が多いせいか未だ交換事業者に登録されていません。

現在は「みなし業者」として審査の結論が出るまでの間は利用できます。

コインチェックは取扱通貨数が国内では一番多いですのでユーザー数も多いです。

ですので、認可されないということは考えにくいですが正式な登録が発表されるまでは気が抜けません。

 

またマウントゴックス事件も名前くらいは聞いたことがあると思います。

以前マウントゴックスというビットコイン交換所があったのですが、サーバーがハッキング被害にあい、ビットコイン約75万BTC(現在のレートで約1.35兆円)が消失し、取引所も閉鎖しました。

 

もし今後、マウントゴックス事件のようなことが起こった時に保証が受けられるというのが今回の三菱UFJ信託銀行の計画というわけです。

仮想通貨の取引所ががハッキングを受けてビットコインやイーサリアムが盗まれるということは過去に何度も起こっていますので、このようなサービスが計画されていることは嬉しい限りですね!