YouTubeでビットコインのTV放送を見たのですが、去年までは日本全国約4500ヶ所でビットコインでの決済ができていたそうです。
「意外とあるな~」という印象を受けたのですが、来年には一気に20万ヶ所に増える予定だとか。
これまで関心が無かった人も意識せざるを得なくなりですね。
新宿なんかでは割高ではありますが、ビットコインを円に換金してくれる場所もあります。
ということで、今日は『暗号通貨は本当にすぐ換金できるのか』について話をしていきます。
仮想通貨って換金できるの?
仮想通貨は、それ自体がお金としての価値を持っています。
しかし、日本円に換金するには仮想通貨を売却しなければいけません。
この換金がスムーズに行えるのか、心配な方もいるのではないでしょうか?
そこで、売却についての実際や、本当にスムーズに売却できるのか?などについて解説します。
ちなみに、「取引所からちゃんと日本円を出金できるの?」という心配は、現時点の国内取引所においては無用ですから、安心して大丈夫です。
仮想通貨の売却は、基本的にとてもスムーズです。
「仮想通貨」と一言にいっても、さまざま通貨があり、さまざまな実情がありますが、ほとんど心配する必要はありません。
仮想通貨も含め、市場で取引されるものは購入量と売却量が釣り合うようになっています。
購入したい人がいるから売却でき、売却したい人がいるから購入できるのです。
このことを考えると、少なくとも現状で購入者が絶えない仮想通貨について、売却できるか心配する必要はないといえます。
仮想通貨の売却が心配な方に向け、ビットコインの場合どのくらいの取引量があるかを示します。
2017年5月の1ヶ月間において、国内の取引所で取引されたビットコインは「4,855,730BTC」です。
このビットコイン取引量を日本円換算すると、1BTC=約120万円として「約5.8兆円」となります。
1ヶ月でこのボリュームなので、1日平均すると「約2000億円」。これだけの売買が日本だけで行われているのです。
「でもビットコインは一番有名だし、他の仮想通貨は大丈夫なの??」たしかに、その他の仮想通貨ではこれほどのボリュームはなく、もう少し小さい取引額となることが多いでしょう。
とはいえ、ビットコインの時価総額は仮想通貨全体の約50%。
取引量は時価総額におおよそ比例するとすれば、ビットコインの取引量も仮想通貨全体の約50%ほどです。
その他の通貨の時価総額に当てはめて考えても、よほどマイナーな仮想通貨でない限りは売却できないという心配はありません。
「仮想通貨を売却できないのではないか?」という心配よりも、順序としては「安くしか売却できないのではないか?」という方が先で現実味があります。
つまり、いきなり売却できない状態になることはほとんどなく、その前に価格が下落していきます。
これは、仮想通貨の価格もまた、「需要と供給の関係」によって定まるからです。
ですから、「売却する価格は安くなるかもしれない。しかし、まず売れる」といえます。
市場で取引される以上、「買い手がいなくなると売れない」のは事実です。
しかし、買い手がいなくなると需要と供給の関係によって仮想通貨の価格が下がる。
価格が下がると新たな買い手が見つかる。
このような自然現象が働くため、実際のところ売却できなくなることはありません。
たとえば、食料品スーパーの例を考えてみましょう。スーパーではよく、夕方になるとお弁当が安売りされていますね。
これは、そのお弁当に人気がなかったり、作りすぎた結果、安売りしないと売れなくなった状態です(需要に対して供給が多い状態)。
もともとのお弁当の価格が400円だとすると、この価格で売れなかったので半額の200円に値引きします。
すると、値引きを待っていたかのように次々と売れることも珍しくありません(需要と供給の一致)。
このような自然現象は仮想通貨の場合もまったく同じ。
価格は安くなるにしろ、「まったく売れない(換金できない)」ことはほとんどありません。
「投資する」行為そのものが初体験の場合、ちゃんと売却できるのかと心配になってしまうのも無理はありません。
しかし実際のところ、仮想通貨は「売れないのではないか?」という心配とはほとんど無縁です。
仮想通貨投資において本当に心配すべきなのは、売却できるのかということよりも、「利益を生む価格で」売却できるのかということです。
実際に投資を始めるとわかりますが、このような心配のほうが強くなります。
「ちゃんと換金できるのかな?」という心配は的外れとまでは言いませんが、少なくとも剰に心配することではありません。
ですので、売却できるのかが心配で投資を始めないのはもったいないことです。
ただ換金するだけでなく、「利益を生む価格」で換金すること。
まず、少額でも投資を始めてみる。その一歩から踏み出してみましょう。