ネットビジネスで起業してから、社長としていろいろな人と会ってきました。
そしてたくさんの人を見てきて、あることに気付きました。
仕事でも恋愛でも、はたまた家族関係でも、
自分以外の人間や話している相手のことを
自分の思い通りに動かそうとする人が非常に多いということです。
たとえば仕事においては「こういう風にやった方がいいよ」と
自分の望むような仕事のやり方を相手に押し付けたりします。
アドバイスとして伝えるのなら良いのですが、
中には助言やアドバイスとしてではなく、「自分の利益になるから」とか
「自分にとってメリットになるから」という理由で
相手の行動を制限したり行動を促したりする人がいるのです。
また、恋愛の場面においても
「恋人はこうあるべき」「付き合っているのだからこうするべき」のように
自分の価値観を押し付けたり、自分の思い通りに相手を動かそうとする人がいます。
家族関係でも同じです。
「家族なんだからこれくらいやってよ！」
「家族ならこういうことをすべき」
のようなことを相手に押し付けたり、押し付けられたりしています。
しかし、
他人のことを自分の思い通りに動かそうとすればするほど、
人間関係はこじれていくのが普通です。
仕事のモチベーションは下がり作業効率も悪くなり、
恋人と一緒にいても全然楽しくなくなり
家族といてもストレスが溜まって落ち着ける暇がなくなっていったりします。
人間は生まれつき『自由』を愛する生き物なので、
自分以外の誰かによって行動を制限されたり
元々自分が考えていたような方法で行動できなかったりすると、
ストレスを感じてしまうのです。
生まれてきたばかりの赤ちゃんを見ていればわかりますが、
人間は本来、自由です。
もともと自由だったのに、
自分が生まれてくるよりもちょっとだけ早く生まれてきた人たちが作った
ルールや制限に従って生きています。
そういう制限が多い中で、さらに行動を制限されたりすれば
自分の行動を制限してくる人たちのことを避けてしまうのも仕方がありません。
というわけで、もしもあなたが誰かの行動を
自分の思い通りに動かしたいと思った場合には、
気を付けた方がいいです。
慎重に慎重に、細心の注意を払って
自分が相手にとってもらいたい行動を伝えるか、
遠回しに伝えるなどの配慮をする必要があります。
これは家族のような間柄であっても同じですし、
人間関係がまだそれほど良好でない相手との時は、特に注意すべきですね。
良好な人間関係を築くことは
ビジネスにおいても非常に重要な要素になるので、不安な方は、
- 自分が相手の行動を制限していないか？
- 自分の思い通りに動かそうとしていないか？
自分自身の発言や行動を注意してみてください。
私もこの本を参考にしてからは、
相手と良い関係をキープしたまま自分の伝えたいことを伝えられるようになったので、
社員を持つ社長さんや、部下や家族との人間関係に悩んでいる方は参考にしてみてください。
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