行楽シーズンだったので、2日間かけて岐阜県高山市で毎年開催されている「秋の高山祭」を見物してきました。
秋の高山祭、けっこう楽しかったです。
伝統あるお祭りって雰囲気があっていいですね! pic.twitter.com/MzUrOv28zF— 陽平@ブログを書く者 (@matome_pro) 2017年10月9日
高山祭とは?
高山祭は山・鉾・屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録されているお祭りです。
春と秋の年2回開催されており、
- 春は「山王祭」
- 秋は「八幡祭」
が正式な名称なので、「高山祭」はその総称ということになります。
今回私が見学したのは「秋の八幡祭」の方ですね。
「山王祭」も「八幡祭」も、どちらも屋台(山車)を曳いて練り歩いたりするのですが、練り歩く地域が異なります。
練り歩く地域内にそれぞれの屋台があるので、春・秋で屋台の種類も違うものになります。
八幡祭とは
私が見てきた八幡祭は、旧高山城下の北半分(下町・しもちょう)の氏神である桜山八幡宮(八幡様)のお祭りです。
2日間にわたって行われ、両日とも「御神幸(ごしんこう=行列の練り歩き)」や「からくり奉納」があり、屋台の曳き回しや「宵祭(よいまつり)」は1日目だけ行われます。
八幡祭で参加する屋台は
- 神楽台(かぐらたい)
- 布袋台(ほていたい)
- 金鳳台(きんぽうたい)
- 大八台(だいはちたい)
- 鳩峯車(きゅうほうしゃ)
- 神馬台(じんまたい)
- 仙人台(せんにんたい)
- 行神台(ぎょうじんたい)
- 宝珠台(ほうじゅたい)
- 豊明台(ほうめいたい)
- 鳳凰台(ほうおうたい)
の11台です。
山王祭ではこれとは別の12台の屋台が参加するそうです。
宵祭
今回はバスツアーだったので、高山祭には一日目の18時くらいに到着。
すぐに宵祭がはじまったので、屋台の曳き回し(夜バージョン)が見物できました。
基本的には街中の同じコースをグルグル回るだけなので、どこか落ち着ける場所に陣取っていれば、ほとんど全ての屋台を見物できます。
全部の屋台が必ず1周回るとは限らず、コース途中に屋台の格納場所があった場合には、すぐに格納してしまうこともあるとか。
全部の屋台をぜひ見たい!という方は、宵祭スタート地点にある「桜山八幡宮の表参道沿い」で見物するのが良いでしょう。
曳き回しといっても動き続けているわけではなく、定期的に立ち止まって休憩する時間があります。
「動いているとき」は動画で、「止まっているとき」は静止画で…と、シャッターチャンスは2回ありました。
宵祭の屋台が巡回する地域ですが、古い町並みが保存されています。
京都とかにありそうな、日本っぽさがにじみ出ている建物が多いので、外国人観光客が多かったですね。
祭りの影響なのか街灯が少なく、提灯風の明かりをつけているので夜中はとてもいい雰囲気になります。
写真好きの方が喜びそうなシチュエーションです。
高山祭は何を祝うのか?
地元のおっちゃんの話によると、高山祭は五穀豊穣を祝うお祭りらしいです。
西暦1600年代からはじまり、1800年代に屋台の改修などを経て、現在までお祭りが続いているとか。
幻想的な雰囲気が楽しめるので、「お祭りが好き」「歴史に興味がある」という方は、ぜひ一度見物してみてください。
喜八郎で飛騨高山牛の肉まんを味わう
高山はお祭りやお城だけでなく、グルメも楽しめます。
たとえば飛騨高山牛を使った「牛まん」。
安川通り沿いの「喜八郎」でテイクアウトしました。
手のひらサイズなのに500円というお祭り価格でしたが、美味しかったです。
中に詰まっている肉の味が「マーボー豆腐の豆腐抜き」の味でした。
「マーボーナスのナス抜き」でもいいけど、関東でよく売ってる肉まんとは違う肉が入ってましたね。
現地で食べるのが一番おいしいとは思いますが、味覚だけ楽しみたい場合は楽天でも買えるので、グルメ好きな方はどうぞ。
・喜八郎 本店(ぐるなび)
・喜八郎の牛まん(楽天)
八幡祭2日目「本祭」の様子や「からくり奉納」のみどころポイント、飛騨高山のお土産・名物・グルメ情報は別記事にまとめたので、こちらもあわせてどうぞ。
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