アフィリエイトで稼いだお金の一部を使って、2017年の7月下旬から「ダイヤモンドプリンセス」という客船に乗って1週間ほどのクルーズ旅行をしてきました。
ダイヤモンドプリンセスとは?
ダイヤモンドプリンセスとは、2004年に就航したプリンセス・クルーズの超大型客船です。三菱重工長崎造船所で建造され、2014年4月から日本周遊クルーズが開始されました。
日本周遊クルーズに合わせて大規模リニューアルを実施し、建造から10年以上が経過しているにも関わらず私が乗船した時点でも船内は綺麗でピカピカでした。
私は利用しませんでしたが船内施設の1つである展望大浴場は洋上最大級とされ、眺めが良いみたいです。
外国船籍なので、日本から乗下船する際にはパスポートが無ければゲートを通過できません。
それでは、実際に船内の様子を見てみましょう。
ダイヤモンドプリンセスに乗船
ダイヤモンドプリンセスの船内の様子を見る前に、まずは外観から。
私は横浜から発着して横浜~釜山(韓国)~長崎~横浜というクルーズコースで乗船したのですが、日本だと横浜以外にも
- 長崎
- 神戸
- 高知
- 油津(宮崎)
- 鹿児島
- 別府
- 石垣島
- 金沢(石川県)
- 酒田(山形)
- 釧路
- 小樽
- 函館
- 焼津
- 秋田
- 青森
- 大阪
- 名古屋
など、主だった港から発着できます。
クルーズプランによって変わる感じですね。
横浜から乗船する場合は「大さん橋」から乗船します。
とてつもなく大きいので、まるで「洋上に浮かぶビル」ですね。
乗船中に話をした他の乗客によると、クルーズ船の中では「これでも小さい」のだとか(どれだけ大きい船に乗ったことがあるんだよ)…。
大さん橋内の出入国ゲートでクルーズカードの発行やクレジットカードの登録、所持品検査などを行ってから搭乗します。
クルーズカードとは?
クルーズ旅行で必ず発行される「クルーズカード」とは、船内搭乗時に全乗客が発行されるカードで、氏名やルームキーの情報などが登録されているカードです。
予めクレジットカードの情報を登録しておけば、船内で有料のドリンクやサービスを利用する際に、いちいち現金を出さなくても会計ができてしまうので「なんでもできちゃう魔法のカード」ですね。
バーコードが各カードの裏面に記載されているので、避難訓練をした際や乗下船時などに「誰が乗船していて誰が下船したのか?」が船側の携帯端末ですぐにわかるようになっています。
ルームキーとしても使うものなので、セキュリティ上の理由からルームナンバーは記載されていません。
ダイヤモンドプリンセス・客室レビュー
ダイヤモンドプリンセスに乗船したので、客室を見てみましょう。
普通のホテルみたいですね。
お湯を沸かすための電気ケトルや、電話、冷蔵庫、貴重品保管用の金庫など、ビジネスホテルにあるような設備は一通り置いてあります。
だた1つ、「歯ブラシ」だけは備え付けてないので、ダイヤモンドプリンセスを利用するときには歯ブラシを忘れないようにしましょう。
客実内には他にもシャワーとトイレ、洗面設備があります。
客室備え付けのシャワーは狭いです。
大人一人が入って、シャワーを浴びるため”だけ”に作られたような狭さです。
リンスインシャンプーとボディソープは完備されています。
トイレは日本人サイズ。
トイレは水洗式ですが、「水流の勢いで洗い流す」というよりも「水を吸い込む際の勢いで洗い流す」というタイプです。
飛行機内のトイレと同じような水洗タイプですね。
あとは、ベランダというかデッキ付きの部屋だと、一日中誰にも邪魔されずに海を眺めながらノンビリすることもできます。
こちらの動画はダイヤモンドプリンセスの客室デッキで撮影しました。
ダイヤモンドプリンセス・船内施設レビュー
客室を出て、ダイヤモンドプリンセス船内の他の施設も見てみましょう。
まずはデッキ。
甲板デッキ以外にも、船の前後を移動できる廊下みたいなデッキがあります。
港に停泊しているときは風がないので、デッキチェアに寝転んでノンビリすることができます。
航行中は風が強いので、あまりノンビリできない環境になります。
後部デッキはお風呂や椅子、バスケットボールコートなどがあります。
海上に残る航跡を眺めていると、「やっぱり船旅っていいよな~。」と悦に浸れます。
外国船籍ということもあり、船内には他にもカジノがあったり…
レストランや軽食コーナーがあります。
プールサイドでハンバーガーなどを提供している「トライデントグリルデッキ」では、ハンバーガーやピザ、アイスなどが食べ放題です(一部有料)。
ダイヤモンドプリンセスの食事については「不味い」という口コミもありましたが、洋食に関してはどれも美味しかったです。
でも、和食は日本人向きではなかったですね。
米の種類が一般的に日本で栽培されている品種とは違ったので、違和感がありました。あとは焼き魚が堅かったり…。
食べられないことはないですが、「ビジネスホテルの朝食バイキングレベル」だと思って貰えれば良いのかなと。
洋食のレベルが高かっただけに、和食は残念です。
食事はレストラン以外にも、ビザやハンバーグが食べられる「トライデントグリル」や、バイキング形式でカジュアルな食事ができる場所があります。
果物とかソーセージ以外にも、もちろんパンや卵料理、パスタなどもあります。
こちらは「わさびのプリン」。
わさびのツーンと鼻にくる感じと、プリンの甘さが調和していて美味しかったです。
船内施設には、他にはアートギャラリーもありましたね。
船内でオークションを開催しているので、気に入った絵は購入することができます。
外国船籍なのでもちろん免税。
船内にはブランドショップもあるので、ブランド品をお買い物したい人は利用しておくと良さそうです。
ブランドショップは、初日は女性客で大賑わいでした。
このほかにも劇場(シアター)やスポーツジム、エステ、大浴場など…、ダイヤモンドプリンセスにはたくさんの施設があります。
船内イベント
ダイヤモンドプリンセスでは、毎日日替わりでイベントも大量に開催しています。
各客室に毎日船内新聞が届けられるのですが、同じ時間に2,3個のイベントが開催されていることがわかります。
ひっきりなしにイベントがあるので、旅行中に飽きることはないでしょう。
船内の服装
あっ、あとクルーズ旅行だと船内の服装を気にする方がいますが、普通の家族旅行の服装で毎日過ごせます。
5泊6日くらいのクルーズプランだと、途中に1日くらい「フォーマル・デイ」がありますが、レストランに行かなければ大丈夫です。
フォーマル・デイはドレスコートと呼ばれる服装をしなければならず、男性はコート、女性はドレスを着用したりするのですが、レストラン以外の場所なら何も言われません。
バイキング形式で食事ができる場所がレストラン以外に何か所もあるので、フォーマル・デイだけバイキングで食事すればいいんです。
バイキングだとフォーマル・デイでもTシャツ・ハーフパンツ・サンダル姿でも普通に食事ができます。
わざわざフォーマル・デイのためだけに、大きなスーツケースを用意したりする必要がないので、気軽に旅行を楽しんでください。
海外からず~っと乗船している外国人旅行客にも、リュックサック1つで乗船してドレスコートを持ってきていない人もたくさんいました。
「荷物を増やしたくない」「気軽に旅行したい」という方は、ドレスコートなしで楽しみましょう。
ただし、女性の中にはこの「フォーマル・デイ」が楽しみで乗船している方もいるようです。
この日のため”だけ”に豪華なドレスを用意したり、お化粧を頑張ったりするのが好きなタイプの人ですね。
あなたがどんなタイプなのか?一緒に乗船する方がどんなタイプの方なのか?わかりませんが、荷物を増やしたくなかったりフォーマルな場所が好きじゃない方は、「毎日普段着で大丈夫なこと」を強調しておきましょう。
それから服装についてもう1つ。
船内にはランドリールームが各客室階にあります。
使い方としては、ランドリールーム内でクルーズカードをスキャンし、コインを購入します。
買ったコインを洗濯機や乾燥機のコイン投入口に入れて、ふたを閉めてコースを選べば、自動で洗濯がはじまります。
だいたい30分くらいで終了するので、洗濯している間に食事をとったりお風呂に入ったりできますね。
これで洗濯しながら服を着まわせば、夏でもTシャツや下着が何枚かあれば十分です。
女性は利用しにくいでしょうが、男性は文字通り「手ぶら」で乗船してもなんとかなりますね。
ダイヤモンドプリンセスは初心者向きクルーズプラン
こんな感じで、ダイヤモンドプリンセスは海外旅行に慣れていない日本人旅行者でも、わりと気軽に楽しめるクルーズ船です。日本語の達者なクルーが大勢乗船していますし、価格も手ごろ。
初めてクルーズ旅行に出かける方は、まずはダイヤモンドプリンセスで肩慣らししてから、他のクルーズ旅行に手を出してみるのもよさそうですね。
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